こんにちは園芸店オーナーのsayoです!

パンジーに似てるけど、ちょっと違うビオラって知ってますか?

この記事では、ビオラとパンジーの違いや、地域ごとに好まれるビオラの品種をわかりやすく説明するよ。

育て方や、初心者さんでも簡単にできる寄せ植えのアイデアも紹介するから、ガーデニングがもっと楽しくなること間違いなし!

ビオラとパンジー、似ているけれど違う

ビオラとパンジーは、どちらもスミレ科スミレ属の植物で、見た目もよく似ていますね。

でも、実は花の大きさや育ち方、歴史に違いがあるんですよ。

見た目

ビオラとパンジーの一番の違いは、花の大きさです。

一般的に、パンジーの方が花が大きく、直径5cm以上になるものが多いです。

一方、ビオラは直径3〜4cm程度の小ぶりな花を咲かせます。

最近では品種改良が進み、ビオラでも大輪のものや、パンジーでも小輪のものが増えてきて、見分けがつきにくいこともあります。

そんな時は、花びらの形に注目してみましょう。

ビオラはパンジーに比べて、花びらがシャープな形をしていることが多いですよ。

育ち方

ビオラとパンジーは、どちらも丈夫で育てやすい植物ですが、生育のスピードに違いがあります。

一般的に、パンジーの方が生育が早く、種まきから開花までの期間が短い傾向にあります。

ビオラは、パンジーに比べてゆっくりと成長します。

そのため、寄せ植えに使う場合は、他の植物とのバランスを考えて、植え付けの時期を調整すると良いですね。

歴史

ビオラとパンジーは、どちらもヨーロッパ原産のスミレから品種改良されて生まれました。

パンジーは、19世紀にイギリスで大型のスミレと野生のサンシキスミレなどを交配させて作られたと言われています。

一方、ビオラは、パンジーよりも前から存在し、野生種に近いとされています。

日本には、パンジーとビオラがほぼ同時期に伝わりました。

当初、パンジーは「三色スミレ」と呼ばれ、ビオラとは区別されていましたね。

ビオラとパンジーは、見た目や育ち方、歴史に違いがありますが、どちらも魅力的な花です。

それぞれの特徴を知って、ガーデニングをより一層楽しんでください!

ビオラ、豊富な種類

ビオラは、たくさんの種類があることで知られていますね。

花の色や大きさ、香り、草丈など、品種によってさまざまな特徴があり、選ぶのが楽しいです。

花の色

ビオラの花の色は、本当に豊富ですね。

紫、青、黄色、オレンジ、ピンク、白、赤、複色など、さまざまな色があります。

最近では、黒や茶色などのシックな色合いのビオラも人気を集めています。

2024年には、淡いグラデーションカラーの新品種も登場し、さらに選択肢が広がりました。

お庭の雰囲気や好みに合わせて、色々な組み合わせを楽しんでみてください。

花の大きさ

ビオラの花の大きさは、一般的に直径2〜3cm程度の小輪咲きが多いですね。

中には、4cmを超える大輪咲きの品種もあります。

2023年には、5cmを超える極大輪のビオラも登場し、話題となりました。

小さい花がたくさん咲くのも可愛いですが、大きな花が咲くと豪華な印象になります。

香り

ビオラの中には、香りのある品種もありますね。

甘い香りや爽やかな香りなど、品種によって香りの種類も異なります。

香りの強い品種は、玄関先や窓辺に植えると、家の中まで良い香りが漂ってきます。

お店でビオラを選ぶ際は、ぜひ香りをかいでみてください。

草丈

ビオラの草丈は、品種によって異なりますが、10〜30cm程度のものが多いですね。

中には、40cmを超える高性種や、這うように広がるほふく性の品種もあります。

2024年には、コンパクトで草丈が低い新品種も登場しています。

花壇やプランター、ハンギングバスケットなど、植える場所に合わせて草丈を選ぶと良いですね。

ビオラ、育て方

ビオラは、初心者でも育てやすい、スミレ科スミレ属の一年草または多年草です。

パンジーとよく似ていますが、一般的にビオラの方が小ぶりで、花色が豊富です。

種まき

ビオラの種まきは、8月下旬から9月が適期です。

細かい種なので、種まき用土を入れた育苗箱にばらまきし、土は薄くかけますね。

種まきから発芽までは、直射日光を避けた涼しい場所で管理しましょう。

苗の選び方

ビオラの苗は、10月頃から園芸店やホームセンターに並びます。

葉の色が濃く、茎が太くてしっかりしているものを選びましょう。

お店で選ぶ際は、手に取って苗の状態をしっかり確認することが大切です。

植えつけ

ビオラの植えつけは、10月から11月頃が適期です。

株間は15cmから20cm程度空けて植えましょう。

ビオラは、丈夫なので、多少の環境の変化にも耐えてくれますよ。

ビオラは、水はけと水持ちの良い土を好みます。

市販の草花用培養土で問題なく育ちますね。

自分で土を配合する場合は、上記の割合を参考にしてください。

肥料

ビオラの肥料は、植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込みます。

開花期間中は、月に1回から2回程度、液体肥料を与えましょう。

肥料を与えすぎると、葉ばかり茂って花つきが悪くなることがあるので、注意が必要です。

水やり

ビオラの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。

冬は生育が緩やかになるので、水やりの回数を減らします。

ビオラは乾燥に弱いので、水切れには注意してくださいね。

日当たり

ビオラは、日当たりの良い場所を好みます。

日照時間が不足すると、花つきが悪くなったり、徒長したりすることがあります。

なるべく日当たりの良い場所に置いて、たくさん花を咲かせてあげましょう。

夏越し

ビオラは、暑さに弱いので、夏越しは難しいです。

一年草として扱うのが一般的ですが、涼しい地域では夏越しできる場合もあります

夏越しに挑戦する場合は、上記の点に注意して管理してみてください。

切り戻し

ビオラの切り戻しは、花が咲き終わった後に行います。

株元から5cmから10cm程度の高さで切り戻すと、再びわき芽が出てきて花が咲きますね。

切り戻しをすることで、株が若返り、長く花を楽しめますよ。

病気

ビオラがかかりやすい病気には、灰色かび病、うどんこ病などがあります。

日頃から風通しを良くし、病気の発生を予防しましょう。

害虫

ビオラにつく害虫には、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどがあります。

害虫は、早期発見、早期駆除が大切です。

毎日、葉の裏などをよく観察しましょう。

ビオラで素敵なガーデニング

ビオラは、その可憐な姿と豊富な花色で、ガーデニングを彩る代表的な植物ですね。

ここでは、様々なシーンでのビオラの活用方法を紹介します。

寄せ植え

ビオラは、他の植物との相性も良く、寄せ植えの素材として大活躍しますね。

例えば、同じく冬から春にかけて花を咲かせるプリムラや、シルバーリーフが美しいシロタエギクなどと組み合わせると、華やかで立体感のある寄せ植えが作れます。

寄せ植えを作る際は、高低差を意識するとバランスが良くなります。

背の高い植物を中心に、周りにビオラなどの低い植物を配置すると、立体感が出てより魅力的に見えますよ。

ハンギングバスケット

ハンギングバスケットは、ビオラを立体的に飾るのに最適な方法です。

特に、枝垂れるタイプのビオラは、ハンギングバスケットから溢れるように咲き誇り、その姿は圧巻です。

例えば、「ミルフル」という品種は、フリルのような花びらが特徴で、ハンギングバスケットにするとその美しさが際立ちます。

また、小輪多花性のビオラを数種類組み合わせることで、カラフルで華やかなハンギングバスケットを作ることも可能です。

ハンギングバスケットは、日当たりと風通しの良い場所に設置しましょう。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。

花壇

ビオラは、花壇の縁取りや、アクセントとして植えるのに最適です。

様々な花色があるので、花壇全体をデザインする際に、色の組み合わせを考えるのも楽しいですね。

花壇に植える際は、株間を15cm程度空けましょう。

密植しすぎると、風通しが悪くなり、病気の原因になることがあります。

グランドカバー

ビオラは、地面を覆うように広がる性質があるため、グランドカバーとしても利用できますね。

特に、匍匐性の品種は、地面を這うように広がり、雑草の抑制効果も期待できます。

ビオラをグランドカバーとして利用する際は、日当たりの良い場所を選ぶことが大切です。

日陰では花つきが悪くなることがありますので、注意しましょう。

ビオラは、その用途の広さから、ガーデニングには欠かせない存在と言えるでしょう。

ビオラ、基本情報

ビオラは、スミレ科スミレ属の一年草または多年草のことですね。

パンジーとよく似ていますが、一般的にビオラの方が小ぶりで、花径が4cm以下のものを指すことが多いです。

スミレ科スミレ属

ビオラは、スミレ科スミレ属(Viola)に分類されます。

Violaはラテン語で「紫色の」という意味で、スミレ属の学名ですね。

スミレ属には、世界中に500種以上があると言われていて、日本にも50種類以上の野生種が自生しているんですよ。

スミレ属の植物は、多様な環境に適応できるので、育てる場所を選ばないのが魅力ですね。

原産地

ビオラの原産地は、ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどの冷涼な地域です。

原種は、山地の草原や岩場などに自生しているんですね。

これらの地域は冷涼な気候で、ビオラも暑さに弱い性質を持っています。

開花時期

ビオラの開花時期は、一般的に10月~5月頃で、秋から春にかけて花を咲かせます。

真冬でも、日当たりの良い場所なら花を咲かせてくれますね。

開花時期が長いので、秋冬のガーデニングには欠かせない存在ですね。

花言葉

ビオラ全体の花言葉は、「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」などです。

また、色によっても花言葉が違うんですよ。

色とりどりのビオラを贈る際には、それぞれの花言葉を添えると、より一層気持ちが伝わりますね。

地域によって好まれるものが違うビオラ

ビオラは、地域によって好まれる品種が異なることをご存知でしょうか。

例えば、関東地方では小輪で多花性の品種が人気ですが、寒冷地では大輪で耐寒性の強い品種が好まれる傾向にありますね。

関東地方では、ビオラ「よく咲くスミレ」(サカタのタネ)のような小輪多花性品種が人気です。

この品種は、株全体を覆うようにたくさんの花を咲かせ、花壇や鉢植えを華やかに彩ります。

関東地方の温暖な気候は、小輪多花性品種の生育に適しており、長期間にわたって花を楽しめる点が人気の理由です。

ビオラ「よく咲くスミレ」は、初心者でも育てやすく、寄せ植えにも使いやすいですよ。

関西地方では、「ビビ」(タキイ種苗)のような中輪で花色の鮮やかな品種が人気を集めています。

この品種は、はっきりとした色合いの花を咲かせ、存在感がありますね。

関西地方は、関東地方に比べて冬の冷え込みが厳しいため、ある程度の耐寒性を持ちつつ、華やかな花を楽しめる品種が好まれます。

「ビビ」は、比較的寒さに強く、冬の間も花を咲かせ続けるため、関西地方の気候に適していると言えるでしょう。

寒冷地で人気のビオラ

北海道や東北地方などの寒冷地では、大輪で耐寒性の強い品種が人気です。

この品種は、寒さに強く、雪の下でも越冬できる場合があります。

寒冷地では、冬の寒さが厳しいため、耐寒性が最も重要な要素となりますね。

寒冷地でビオラを育てる場合は、品種選びが特に大切です。

温暖地で人気のビオラ

九州地方などの温暖地では、早咲きで花期の長い品種が人気を集める傾向があります。

例えば、「ヌーヴェルヴァーグ」は、秋から春まで長期間花を楽しめる人気の品種です。

温暖地では、冬でも比較的暖かいため、秋から春まで長期間花を楽しめる品種が人気です。

「ヌーヴェルヴァーグ」は、秋早くから花を咲かせ、春まで途切れることなく咲き続けるため、温暖地の気候に適しています。

まとめ:地域性と品種選び

ビオラは、地域によって好まれる品種が異なります。

これは、地域の気候条件や、人々の好みが反映された結果です。

ビオラを選ぶ際は、お住まいの地域の気候や、ご自身の好みに合わせて品種を選ぶことが大切ですよ。

わたしがこの冬にハマっているビオラの種類

ビオラは、スミレ科スミレ属の一年草または多年草。

パンジーの仲間ですが、一般的にパンジーよりも小ぶりで、花径が4cm以下のものをビオラと呼ぶことが多いですね。

最近は品種改良が進んで、パンジーとの区別が難しいものも増えてきているんですよ。

みつばちの羽音

みつばちの羽音は、石村あさみさんが作出した宮崎のビオラです。

すみれのような小ぶりのお花に、くっきりとしたベインが特徴です

一株ずつ花色や花姿が微妙に異なるので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。

ベインとは、花びらにみられる、筋のことをいいます

寄せ植えに使うと、より一層おしゃれな雰囲気になるから試してみて。

花守の詩

花守の詩も、石村あさみさんが作出したビオラです。

大輪のフリルに、くっきりとしたベインがとても可愛らしいです

フェミニンな雰囲気を演出したい時にぴったりですよ。

そのほかにも「恋文」「旅する蝶」「シークレットベイン」「流星」など、

素敵な石村あさみさん育種のA-STORYビオラあります😊

個性豊かなビオラたち、育ててみたいけど、どうやって選べばいいか迷っちゃう?大丈夫、選ぶポイントは、花色、花形、そして直感!これだ!と思うビオラを選んでみてくださいね。

可愛いビオラ

園芸店オーナーのまとめ

ビオラは、地域によって好まれる種類が違う、パンジーの仲間のお花です。

ビオラは、お庭やベランダに植えて、冬の間も鮮やかな花を楽しめます。

気になる方は、お近くの園芸店で好みのビオラを探してみましょう。