みなさん、こんにちは!園芸店オーナーのsayoです😊

今回は、植物の「耐寒性」と「耐暑性」についてお話しします。

「耐寒性」は植物が低温に耐える力、「耐暑性」は高温に耐える力を指します。

この記事を読めば、植物の特性を理解し、より長くガーデニングを楽しめるようになりますよ!

耐寒性と耐暑性、言葉の意味

植物を元気に育てるには、耐寒性と耐暑性を理解することが大切ですね!

耐寒性、寒さに耐える力

耐寒性とは、植物が低温に耐える力のこと。

植物が耐えられる最低温度を指して「耐寒温度」と言い、生育に必要な最低温度は「生育温度」と言うんだ。

たとえば、わたしが育てている観葉植物のパキラは、耐寒温度が5℃くらい。

冬の屋外では育てられないけど、室内なら元気に育ちますね。

耐寒温度と生育温度を意識して、植物に合った環境を用意することが大切です。

耐暑性、暑さに耐える力

耐暑性とは、植物が高温に耐えられる力のことですね。

植物は、種類によって耐えられる温度が異なります。

身近な例だと、夏の花壇を彩るマリーゴールドは、耐暑性が高いことで知られています。

気温が35℃を超えるような暑い日でも、元気に花を咲かせますね。

夏場は、水やりや置き場所に注意して、植物が快適に過ごせるように工夫しましょう。

気温だけじゃない、植物が育つ環境

植物が育つ環境は、気温だけではありません。

日当たり、湿度、風通しなども、植物の生育に大きく影響しますね。

たとえば、わたしが育てているアジアンタムは、湿気を好むシダ植物です。

日本の高温多湿な梅雨の時期でも、元気に育ちます。

これらの要素を総合的に判断して、植物にとって快適な環境を整えることが大切ですね。

植物の生育に大切な要素を理解して、ガーデニングを楽しみましょう!

植物の種類で違う、耐寒性と耐暑性

植物の種類によって、耐寒性(寒さに耐える力)と耐暑性(暑さに耐える力)は大きく異なりますね。

それぞれの植物に合った環境で育てることが、元気に育てるための第一歩です。

観葉植物、寒さに弱い種類

観葉植物の多くは熱帯地方が原産で、寒さに弱い性質があります。

冬の管理には注意が必要ですね。

たとえば、モンステラは最低気温が5℃を下回ると弱ってしまうことがあるため、冬は暖かい室内で管理しましょう。

庭木、寒さに強い種類

庭木には寒さに強い種類が多く、日本の冬でも屋外で育てられます。

雪が降る地域でも育てやすい種類がありますね。

コニファーは、ゴールドクレストやブルーアイスなどさまざまな品種があり、好みの樹形や葉色を選べます。

花、種類で異なる耐寒性と耐暑性

花は種類によって耐寒性と耐暑性が大きく異なり、育てる時期や場所を選ぶ必要があります。

例えばパンジーやビオラは、冬でも花を楽しめる貴重な存在ですが、夏の暑さには弱いです。

一年草と多年草、寿命と耐寒性

上の記事で詳しく説明していますが、

一年草と多年草の違いも、耐寒性と関係がありますね。

植物の寿命と合わせて理解しておきましょう。

一年草は、種から育てて一年以内に花を咲かせて枯れてしまう植物。

多年草は、何年も生き続ける植物のことです。

育てる環境で注意、耐寒性と耐暑性

植物を元気に育てるには、屋外、室内、地域の気候など、育てる環境に注意が必要です。

それぞれの環境で、耐寒性と耐暑性はどのように影響するのか、具体的な注意点と対策を見ていきましょう!

屋外、気温変化に注意

屋外で植物を育てる場合、1日の気温差、季節の変わり目の急な冷え込みや高温に注意しましょう。

特に、春先に暖かくなったと思って油断していると、急に寒さが戻ってきて植物が弱ってしまうことがあります。

天気予報をこまめにチェックして、気温が急激に下がる予報が出たら、鉢植えを室内に移動させたり、庭植えの植物には霜よけのカバーをかけたりする対策が必要です。

夏場は、コンクリートやアスファルトの上に直接鉢植えを置くと、照り返しで高温になりすぎる場合があります。

すのこやレンガを敷いて、地面から少し離して置くと安心ですね。

これらの対策を参考に、屋外でも植物を元気に育ててみてください!

室内、日当たりと温度

室内で植物を育てる場合は、日当たりと温度管理が大切です。

窓際の日当たりの良い場所は、植物にとって理想的な環境ですが、夏場は直射日光が強すぎて葉焼けを起こすことがあります。

レースのカーテンなどで遮光して、柔らかい光を当てるようにしましょう。

冬場は、暖房の効いた部屋は暖かいですが、乾燥しすぎることがあります。

加湿器を使ったり、葉に霧吹きで水をかけたりして、湿度を保つようにするといいですね。

日当たり、温度、風通し、水やり、肥料の5つの項目に注意して、植物が快適に過ごせる環境を整えましょう。

地域、気候で異なる

日本は南北に長く、地域によって気候が大きく異なるため、育てる植物を選ぶ際には注意が必要です。

例えば、沖縄のような温暖な地域では、ハイビスカスやブーゲンビリアなどの熱帯植物がよく育ちますが、北海道のような寒冷地では、これらの植物を屋外で育てるのは難しいです。

逆に、北海道では、ライラックやシラカバなどの寒さに強い植物がよく育ちます。

お住まいの地域の気候に合った植物を選ぶことが、植物を元気に育てるための第一歩ですね。

失敗しない、植物選び

植物を選ぶときは、見た目だけでなく、耐寒性や耐暑性も考慮することが大切ですね。

初めて植物を育てる方は、まず、住んでいる地域の気候に合った、育てやすい植物から始めるのがおすすめです。

園芸店のスタッフに相談すれば、おすすめの植物を教えてもらえます。

最近は、品種改良によって、耐寒性や耐暑性が向上した植物も増えています。

例えば、従来の品種よりも寒さに強いパンジーや、暑さに強いニチニチソウなどがあります。

これらの新しい品種を取り入れてみるのも、ガーデニングの楽しみ方の1つです。

これらのポイントを参考に、自分にぴったりの植物を見つけて、ガーデニングを楽しんでみてください。

身近な植物の耐寒性と耐暑性

それぞれの植物がどれくらい寒さや暑さに耐えられるのか、身近な植物を例に見ていきましょう。

モンステラ、冬は室内

モンステラは熱帯アメリカ生まれの観葉植物で、エキゾチックな葉が人気です。

暑さには強いですが、寒さには弱い性質がありますね。

冬は室内の暖かい場所に置き、窓際など冷気が当たる場所は避けることが大切です。

春から秋は屋外でも育てられますが、直射日光は避けましょう。

パンジー、冬でも元気

パンジーはヨーロッパ生まれの、寒さに強い植物です。

冬の間も花を咲かせるので、花壇を彩るのに人気がありますね。

パンジーは日当たりと水はけの良い場所を好みます。

冬の間も、土が乾いたら水やりをしましょう。

アジサイ、日本の気候に合う

アジサイは日本生まれの、日本の気候によく合う植物です。

梅雨の時期に咲く美しい花が人気を集めています。

アジサイは、乾燥に弱いため、特に夏場は水切れに注意が必要です。

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。

サボテン、日本の冬は苦手

サボテンは、砂漠などの乾燥地帯に自生する植物です。

暑さや乾燥には非常に強いですが、寒さや湿気には弱い性質がありますね。

日本の冬は、サボテンにとって厳しい環境です。

冬は室内の日当たりの良い場所に置き、水やりは月に1回程度にしましょう。

うちわサボテンは寒冷地でもわりといけますよ👍

ポトス、日陰でも育つ

ポトスは、東南アジアなどが原産の観葉植物です。

耐陰性があるため、日陰でも育てられます。

ただし、あまり暗い場所に置くと、葉の色が悪くなったり、間延びしたりすることがあります。

時々、明るい場所に移動して日光浴させましょう。

これらの植物は、それぞれ異なる環境に適応して生きています。

それぞれの特徴を理解して、大切に育てましょう。

植物の耐寒性・耐暑性について、徹底解説していきます👍

植物を元気に育てるには、耐寒性耐暑性を理解することが大切です!

耐寒性とは、植物が低温に耐える性質のこと。

耐暑性は、植物が高温に耐える性質を指します。

植物にはそれぞれ、寒さや暑さにどれくらい耐えられるかの性質があり、育てる上で無視はできません。

最悪の場合、枯れてしまうこともあるため、植物を選ぶときや育てる場所を決めるときに、耐寒性と耐暑性をチェックすべきです。

モンステラは冬は室内で育てる

たとえば、私が育てているモンステラは、熱帯生まれなので暑さには強いです。

しかし、寒さには弱い性質があります。

そのため、冬は暖かい部屋の中に移動させてあげないといけません。

モンステラは耐寒性が弱いため、冬場は室内で管理し、10℃以上を保って育てましょう。

パンジーは冬でも元気に育つ

パンジーは寒さに強い性質があります。

冬でも外で元気に花を咲かせてくれる、ありがたい植物です。

パンジーは、冬の花壇を彩る代表的な植物ですね。

アジサイは日本の気候に合う

アジサイは日本の気候によく合っている植物です。

暑さにも寒さにも比較的強く、庭に植えているお家も多いのではないでしょうか。

アジサイの花の色は、土の酸性度によって変化します。

サボテンは日本の冬は苦手

砂漠で育つサボテンは、暑さや乾燥にはとても強いです。

しかし、日本の冬の寒さや湿気には弱く、育てるのが難しい場合もあります。

サボテンを育てる際は、水やりの頻度を控えめにしましょう。

ポトスは日陰でも育つ

お店でよく見かけるポトスは、耐陰性という、日陰でも育つ性質があります。

しかし、ずっと暗い場所に置いておくと、元気がなくなるかもしれません。

たまには明るい場所に移動してあげると良いでしょう。

ポトスは、水挿しで簡単に増やすことができます。

それぞれの植物が持つ耐寒性や耐暑性、日光の好き嫌いを理解して、植物に合った環境で育てることが大切です。

そうすれば、きっと植物も喜んで成長します!

わたしの体験による考え

植物を元気に育てるには、それぞれの植物が持つ性質を知ることが大切だと考えています。

園芸店で働くということ

わたしは園芸店で働いて42歳、お客様から「この植物は寒さに強いですか?」「夏は外に出しても大丈夫ですか?」といった質問をよく受けますね。

植物は言葉を話せませんが、育てる人の愛情に応えて美しい花を咲かせたり、大きく成長したりします。

植物それぞれの個性を理解して、愛情を込めて育てることが大切ですね。

失敗から学んだこと

わたしも園芸店で働く前は、植物を枯らしてしまうことがありました。

これらの失敗から、植物を育てる上で大切なのは、それぞれの植物の性質を理解し、適切な環境で育ててあげることだと学びました。

植物の気持ちになって考える

植物も人間と同じように、快適な環境で過ごしたいと思っています。

例えば、サボテンは、日当たりが良く乾燥した環境を好みます。

一方、アジサイは、湿り気のある半日陰を好みます。

植物の気持ちになって、その植物が喜ぶ環境を考えてみましょう。

それぞれの植物に合った環境で育ててあげることが、植物を元気に育てるための近道だと考えています。

園芸店オーナーのまとめ

植物の「耐寒性」と「耐暑性」は、元気に育てるために知っておきたい大切な性質です。

育てたい植物の耐寒性・耐暑性を調べて、適切な育て方でガーデニングを楽しみましょう!園芸店で相談するのもおすすめです😊