こんにちは園芸店オーナーのsayoです!

植物から少し離れるかもですが、

気になっていたコアラのお話😊をしたいと思います👍

コアラは、オーストラリアに生息する有袋類です。

その愛らしい姿で、世界中の人々から親しまれています。

この記事では、コアラの生態や特徴、ユーカリとの関係について詳しく解説します。

あまり知られていないコアラの秘密に迫っていきましょう。

コアラの魅力を再発見できる内容となっています。

コアラ、その基本情報

コアラは、オーストラリア固有の動物で、その愛らしい姿から世界中で人気がありますね。

オーストラリアのシンボル、有袋類

コアラは、オーストラリアを代表する動物の一つで、有袋類に分類されます。

有袋類とは、メスがお腹に育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋を持ち、その中で赤ちゃんを育てる動物のことです。

カンガルーやウォンバットも有袋類の仲間で、有袋類の多くはオーストラリア大陸とその周辺に生息しています。

2024年現在、世界には約260種の有袋類が確認されていて、そのうち約70%がオーストラリアに生息しているんですよ。

有袋類は、他の哺乳類とは異なる進化を遂げてきた、とても興味深い動物たちです。

コアラの赤ちゃんは、とても小さく未熟な状態で生まれ、母親の育児嚢の中で成長します。

ユーカリを食べる

コアラは、ユーカリの葉を主食とする珍しい動物です。

ユーカリの葉は、他の動物にとっては毒となる成分を含んでいますが、コアラは肝臓でこの毒素を分解できます。

約600種類以上あるユーカリのうち、コアラが食べるのは数十種類程度です。

さらに、地域や季節によって好みの種類が変わるグルメさんですね。

例えば、ビクトリア州に生息するコアラは、主にマンナガム、スワンプガム、ブルーガムの3種類のユーカリを好んで食べます。

コアラ

コアラは、1日に約500gから1kgのユーカリの葉を食べます。

ユーカリの葉から水分を摂取するため、コアラが水を飲むことはほとんどありません。

コアラの名前の由来

コアラという名前は、オーストラリアの先住民アボリジニの言葉で「水を飲まない」という意味の言葉に由来すると言われています。

これは、コアラがユーカリの葉から水分を摂取し、水を飲むことがほとんどない生態に由来すると考えられます。

アボリジニの言語には様々な種類があり、「コアラ」という言葉の正確な由来については、いくつかの説が存在するんですよ。

例えば、Dharuk(ダルク)語族のgula(グラ)が由来という説が有力です。

コアラは、その生態だけでなく、名前の由来もユニークで、興味深い動物ですね。

コアラのユニークな生態

コアラは、そのかわいらしい見た目と独特の生態で知られる動物ですね。

ここでは、コアラのユニークな生態について、さらに詳しく見ていきましょう。

ユーカリの毒素、解毒の仕方

コアラは、ほぼユーカリの葉だけを食べて生きています。

でも、ユーカリの葉には、他の動物にとっては有害な青酸やタンニンなどの毒素が含まれているんですよ。

コアラがユーカリの毒を解毒できる秘密は、肝臓と盲腸、そして腸内細菌にあります。

まず、肝臓にあるシトクロムP450という酵素が、毒素を分解するんです。

分解された毒素は、血液によって腎臓に運ばれて、尿として体の外に排出されます。

また、コアラの盲腸は2m〜2.5mと非常に長く、ここにいる腸内細菌がユーカリの葉の発酵を助け、栄養の吸収を助けています。

あの小さい体で、腸の長さすごくないですか?😂

コアラが特定の種類のユーカリしか食べないのは、毒素の量や種類が関係していると考えられています。

毒素を分解する能力があるとは言っても、安全に食べられるユーカリを選ぶ必要があるんですね。

驚くべき睡眠時間

コアラは、1日のうち約20時間も眠って過ごします。

これは、動物の中でもトップクラスの長さですね。

コアラがこんなに長く眠る理由は、ユーカリの葉の栄養価が低いからです。

ユーカリの葉は、エネルギーが少なく、消化にも時間がかかります。

そのため、コアラは、活動時間を減らしてエネルギー消費を抑えることで、少ないエネルギーでも生きていけるように適応してきたんですね。

実際に、野生のコアラの睡眠時間は、18〜22時間にもなるという研究結果があります。

コアラの睡眠時間の長さは、厳しい自然環境で生き抜くための、コアラの知恵と言えるかもしれません。

なるほどなぁとすごく感心しています😊

指紋

コアラは、人間と同じように、1頭1頭異なる指紋を持っています。

動物の中で指紋を持つのは、人間と霊長類の一部、そしてコアラだけなんですよ。

コアラの指紋は、人間の指紋とそっくりで、専門家でも見分けるのが難しいほどです。

指紋は、指先の皮膚にある隆起(皮膚乳頭)によって作られる模様で、物をしっかりとつかむのに役立っていると考えられています。

コアラの指紋の役割は、ユーカリの木に登ったり、ユーカリの葉をつかんだりする際に滑り止めの役割を果たしていると考えられます。

コアラの指紋は、見た目だけでなく、機能的な面でも、コアラの生態を支える重要な役割を果たしているのかもしれません。

寿命

野生のコアラの寿命は、10年〜12年程度です。

動物園で飼育されているコアラは、もう少し長生きすることが多く、15年〜20年程度生きることもありますね。

コアラの寿命は、生息環境や病気、天敵などによって大きく左右されます。

例えば、交通事故や犬に襲われることによって命を落とすコアラも少なくありません。

また、クラミジアなどの感染症も、コアラの寿命を縮める大きな原因となっています。

コアラの寿命を延ばすためには、生息地の保護や病気の予防、交通事故対策など、さまざまな取り組みが必要です。

鳴き声

コアラは、オスとメスで異なる鳴き声を持っています。

オスは、繁殖期になると、メスを引き寄せるために「ベロー」と呼ばれる、低く響くような鳴き声を出します。

オスの鳴き声は、喉にある特殊な器官(喉頭室)によって増幅され、数キロ先まで響き渡ることもあるんですよ。

一方、メスは、危険を感じたときや、子どもとコミュニケーションを取るときなどに、「キーキー」という甲高い鳴き声を出すことがあります。

オーストラリアのクイーンズランド大学の研究によると、コアラの鳴き声には、体の大きさや年齢などの情報が含まれていることが明らかになっています。

コアラの鳴き声は、コミュニケーション手段としてだけでなく、コアラの生態を知る上でも重要な手がかりとなるんですね。

園芸店オーナーのまとめ

この記事では、コアラの生態や特徴、生息地、そして大好物のユーカリとの関係について詳しく解説しました。

コアラはオーストラリアに生息する有袋類で、その愛らしい姿から世界中で親しまれています。

解毒のために睡眠時間が長いというところが、わたしはグッときました😊

譲る生き物がいるから、生息できる生き物がいる

自然界は本当に尊いです